カーテン妄想本

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デビル

デビル

ひょっとすると、総帥ではなくとも、双葉コーポレーションの中で相当な地位にいるのかもしれない。少なくとも、冴羽以上の。

「お断りだ。探偵は、受けた依頼は何が何でも果たすもんだ」

 俺はソファから立ち上がり、ガキを見下ろした。

人の生死がかかっている依頼は、自分の命がヤバクても果たす。

これは師匠の信条。命知らずな信条だと呆れていたが……どうやら俺も人のことは言えないらしい……熱血だったんだな、俺。

 それとなく俺は後ろの冴羽がどう動くかが観察していたが……今の所はなんのアクションも起こさないようだ。

 俺はガキに背を向けると……パチパチパチ……拍手が聞こえてきた。訝しげに振り返ると、ガキが満面の笑みを浮かべている。

「イヤァ、冴羽っちにゼヒって推薦されてたから、他の事務所に圧力かけたんだけド……いいねエ、気に入ったヨ」

 俺はガキが何を言っているのかわからず、冴羽との会話を思い出した。『まず、非礼をお詫びさせて頂きます』って、これか……!

 ……というより、よくよく考えれば……俺に突きつけたあれも、モノホンの拳銃なのだろうか? そんなことをすればあとが大変だろう。モデルガン、というのは充分ありえる……

 つまり、俺は、騙された?!

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